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「所さんの目がテン!」
この中で、「接着剤の強度が各段に上がる方法」が気になったので調べてみました。
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所さんの目がテン!接着剤の強度が各段に上がる方法とは?

接着剤の強度とは
まず、接着剤の接着強度を決める要因は数多く存在し、強度を確かめる方法はJISにより規定されています。
接着剤において強度の因子となるものは、接着剤の種類が挙げられます。また、その塗布方法や塗布量、塗布回数などによっても強度に違いが表れます。2液混合型の接着剤の場合は、その混合比率や、混合度合いによっても強度が変わってきます。
引用:モノタロウ
接着剤の強度の調べ方
引張接着強さ引張接着による強さの試験は、両側に引っ張る力が接合面に対して垂直にかかった場合に、接合が破裂するのに要する単位面積あたりの引張荷重を測定します。
主に、複合床材や二次加工合板、塗料、床材料などの接着性を測るのに用いられます。
せん断接着強させん断接着強さは接着面に平行な引張りせん断荷重により測定する方法です。主に金属やプラスチック、合板などの接着試験に用いられます。
はく離接着強さはく離接着強さは、一方あるいは両方の被着材料がたわみ性である試験片をT形、または180度の角度で引きはがすことにより測定します。具体的には、プラスチックのフィルムやゴムなどの接着性を見ます。
曲げ接着強さ曲げ接着強さは、接着面に直角方向の曲げ応力を加え3点荷重あるいは4点荷重にする事で測定する方法です。主に建築土木や木質パネル用の接着剤で用いられます。
割裂接着強さ(引き裂き接着強さ)割裂接着強さは、試験片の一端に割裂荷重を加えることにより、接合面を引き裂く単位幅あたりの強さを測定する方法です。
衝撃接着強さ衝撃接着強さは試験片の接着面に平行方向の衝撃を加えたときの抵抗力を確認することで接着強さを測定する方法です。
引用:モノタロウ
接着剤の強度が各段に上がる方法
接着剤は、接着剤の内部で破壊される場合と、接着物・非接着物の表面で剥がれてしまう場合があります。
接着剤の強度が各段に上がる方法は以下になります。
表面の前処理
- プラスチックのような難接着材料とよばれるものをくっつける場合は、プライマー(下塗り剤)を塗る。
プライマーは使用する材料によって違ってくるので注意が必要です。
機械的処理
- 非接着部材の表面の粗さを細かくする。
- 接着面積を稼ぐ。
- 接着剤が絡まりやすくするために表面を粗くする。
化学的処理
- 表面の酸化被膜を剥がすことによって接着強度を上げることができる。これにより耐久性が上がり、難接着プラスチックの接着強度をあげることができる。
物理的処理
主にプラスチックの表面改質を行うことで接着強度を上げることができます。
- 紫外線照射処理
- コロナ放電処理
- プラズマ処理 など
施工する対象物によって、行うパラメータ(波長など)が違ってくるので注意が必要です。
接着剤の強度が各段に上がる方法の基本は簡単!
- 表面の浄化
- 水分の除去
- ゴミの除去
- 金属のサビの除去
- 油分の除去
- 塗料の除去
- 離型剤の除去
とりあえず接着させたいものをあらかじめきれいにしておくことが大切です。
いかがでしたでしょうか?普段何気なく使っている接着剤ですが、使い方の基本を知っておくと便利ですね。
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